めぐりめぐる。

自然は、調和である。

これしかない、というベストバランスはおそらくなくて。環境や条件、生態系などいろんな要素がからまりあって唯一無二の調和を生み出していく。

100%の天然、完璧な自然を保っているエリアがあるとしたら、それはそれは美しく、神々しいのだろうなと思う。山は、人間が足を踏み入れたらその後はかならず、適切な手入れをおこなう必要があるという。自分ではない他のナニカに関わるということは、意図と責任を持ち続ければならない、物語の始まりを意味するのだろう。

生きている限り、人は害である、と聞いて震えあがったことがある。生きていくために要らないものを量産し続け、破壊行動を繰り返し、尊いものを絶滅に追いやっていく。一方で、滅びていくものや消えていくもの、荒れたものを再生させようと懸命になるのも人なのだ。それもまた、自然の摂理というものなのか。

真理に近づけば近づくほどシンプルで美しい、はずだと思う。打ち合わせで「めぐる」というキーワードにふれた時、サイクルでもループでも、らせんでもない、けれどそれらをすべて統合して特定の方向へ進んでいくナニカを想像した。おそらくあれは、時や命の連なり。わたしそのものでもあるように思う。