成熟フレッシュ。

ものわすれが激しい(らしい)。まったく興味のない事案については特に、その話を聞いたことそのものを忘却しており、「前にそれ言いましたよ」と苦笑いされる場面が増えている。

自分で語ったアイデアを、考えたこと自体わすれていて、「二階堂さんが話した案ですよ」と苦笑いされることも。はじめは「スルー力ですね」と笑われる程度だったのに、今では単なるものわすれだとされている。やっぱり年なのかなぁ。眠るとわすれるタチなのはストレスがたまらないから便利だけれど、人を落胆させたり、あきれさせることが多いのは確かにそうだ。気をつけてもなおらないから、打つ手はないけれど(と開き直る)。

年齢を重ねて、外見が変化するのは生物として止められない。それでも精神や感性は永遠にみずみずしく、創造的でいられるのではないかしら。このたわごとは宇宙の摂理に反するどころか、めざすべき道なんじゃないかと思うのだ。

幸いにも、見た目より若く見られることには希望がもてる。20代のころから35歳だと言われていたのだから、わたしの最高到達点は35歳なのだろう。あとはキープしていけばいいわけだ。

成熟しながら、フレッシュであり続ける。今生をまっとうして宇宙に還る、最終試験みたいなものかもしれない。