未来の明かり。

このところ、以前にもまして「できるだけ、わたしが書いてしまわない」ように心がけている。さらに言うと「わたしが考えてしまわない」よう、自分で考える余地を相手にさしだすようにしている。

世の中は、役割分担でできている。基本的には、自分の得意なことを伸ばしていけばよいと思う。能力や技をさらに磨き、見えている世界のさらに向こうをめざすには…守備が楽にできる現状から「全力で走ったら手が届くかもしれない」ポイント、「今はまだ無理だけど、ゆくゆくはできるようになる」範囲、「奇跡が起きたら、可能かもしれない」とも言うべき領域へ、長年の思いこみによって自ら築き上げてしまった限界をひらりと超えていけばいい。もちろん、一気に成すのはさすがに無謀だし、急激な右肩上がりの折れ線グラフは急降下も同じくらいはげしいもの。段階をふみ、できることをコツコツと積み上げていくことが、めんどうなようではあるけれど、結果的に近道だろうとわたしは思う。

自分の頭で考え、言葉にできるかどうか。

それは、大きな分岐点。コピーライターという代弁者を増やすより、つねに自らの頭脳で考え、課題を発見して解決策を組み立て、適切に表現、実践できる人が増えた方が絶対によいとわたしは思うのだ。世の中を照らす明かりが、ひとつでも多くなるように。