身ばなれ。

ことしは特に、できるだけ後方に控えている、ということをしている。非常におこがましいことだけど、それが自分の役割だと(今のところ)思っている。

そもそも、わたしには何もできない、という現実もある。不器用で持続力がなく、簡単に飽きてしまう(目移りしてしまう)から、いつ身を引いてもよいようにしておくことは重要である。夢や理想を実現するために、わたしでなくてはならない一面もあるのだろうけど、徹頭徹尾わたしでなければならないなんてことはないはずだ。予言はできないけれど、わたしが成し遂げたいあれこれは、わたしがこの世を去った後にかなう、かなうに決まっている。そんな風に思っている。

とはいえ実際に、何かを急に、無責任に投げ出してしまったことはまだ無い(はずである)。いつか来るその日に向けて、何ごとに対しても身ばなれがいいようにしておくことは、日々の心得みたいなものなのかも。魚みたいな言い方だけど。ほろりとほぐれる食べやすい身は、だれからもよろこばれるものである。

期待せず、その瞬間のできごとに反応していく。期待しなければ、むくわれないと恨むことも、裏切られることもない。何かめんどうな事態に巻きこまれているとしたら、原因はいつも自分にあるのだ。わたしはつねに身軽でありたい。だからしたいことをする、シンプルである。