審判。

とうとう、審判がくだった。

この1カ月ほどの経緯から、楽観視できないことは重々承知していたし、覚悟を決めたつもりだったけど。その瞬間はさすがに…などと混乱した状況を書き記すつもりだったのに、実際はおそろしく平静だった。あ、そうなんだ、という感じ。

そういえば若いころ、会社の同期から鉄の女と言われたことがある。「君は冷たくて、がんこで、かわいげがないよね」と。圧倒的に女性が多い職場だったのに管理・統括するのは男性で、出世するのも男性。「女性は男性に従うもの」だという暗黙の了解を新入社員のころから教えこまれていた彼らにとって、言うことを聞かず、思ったことを発言する女性社員は邪魔者だったのだと思う。わたしにとって、彼らは社会を知るための観察対象。「仕事はできないのに、いばる姿勢だけは一人前なのか」「おばかさんほどよく吠えるのね」と日々、おどろきと発見の連続だった。

あらら、話がそれた。あぁ、そうなんだ、という感覚は、わたしの口ぐせのひとつらしい「ふーん」や「そっか」に表れているなと思う。もちろん、事象によるけれど、まだ起こっていないことを悪い方にばかり推測しても、仕方がない。今この瞬間、起こっていることをどうとらえ、どう考えて、具体的にどうするか、その選択がすべてではないかと思っている。