タイニーハウス。

白っぽい筒の中に入る、という体験をした。もしかすると、とは思っていたけど、閉ざされた狭い空間がきらいなのだとはっきりわかった。ここはいやだ、出して、と叫びそうになった。そこで働いている人たちは、なぜ正気でいられるのだろう。あの環境がわたしの「普通」に加わりませんように…と切に願う。

もともと、狭いところはすきだし、気持ちが落ち着く。天井が高めで、外光をたっぷりとりこめて静かで、緑に囲まれていたらごきげんである。また、図書室の書棚と書棚の間やハイジの屋根裏部屋、姫が幽閉された塔のてっぺん、アジト、基地なんていう響きにもついつい、ぞくぞくしてしまう。

このところ、アメリカ発のタイニーハウスという小屋が話題になっている。住まいというより、暮らし方。なるべくモノを所有せず、小さな家でシンプルに暮らすスタイルを選択する人が増えているというのだ。しかも、移動できるらしい。キャンピングカーではないから、免許はいらない…運転免許を持たないわたし向きではないか。

さまざまなつくり方ができ、環境に応じてカスタマイズ可能。わたしは手先が器用じゃないけれど、あこがれの、ヘンリー・デイヴィッド・ソローの森の生活をまちなかで…実現できるといいな!と心がおどった。狭い日本ですると、不法占拠でつかまってしまうかなぁ。