今という日常。

手術の翌日からモリモリ食べて、歩きまわっている。「歩きましょう、早く帰れるように」と主治医にいわれ、4階から2階まで階段をおりたところ、血の気がひいて座り込んだ。2日目のきのうは、もともと低い血圧が低下、上が80代、下が40代で1日中ふらふらしていた。

毎日、看護師さんが手づくりプリントでいろいろ説明してくれる。「わからないことはありませんか」「このキャラクターは誰?」「このイラストはなぜここに?」というような質問をぶつけてしまう。

モルモット的なリストバンドがいやで、「首輪をいやがる猫の気持ちがわかるなぁ」とひっぱったり、ちぎろうとする姉を半笑いで眺める弟。

姉と弟の会話。「病室という名前がいけないんだ」「やまいだれをとったら?」「意味がわからなくなるよ」「やまいだれ、要るね」「うーん!」

ドラマでよくみる中庭がないので、シーツひらひらの屋上を探しに行ったら、立ち入り禁止。

「あっちの談話室に居てもいいですか」「方向が逆です、あっちですね。どうぞ、探しますから」と看護師さんがにこやかに…。

持ち込んだしそひじきふりかけを白ごはんにふりかけて、「かけすぎよ」と母にとりあげられる。

毎日、小さな事件が起きている。気合いでは突破できない領域の拡大も思い知る。