湖か森か。

しんと静まりかえった湖みたい、と言われた。

元気そう、顔が変わった、なんだかおだやかになった、神がかっているよ、恐山のイタコや沖縄のユタみたいな感じ、森のよう…このところ、そんな風に評されている。病気になって近道をしたんだ、と言う人も。

くたびれていたり、げっそりしていると思われなくて本当によかった。いつでも涼しい顔をしていたいから(体を動かすたびにイテテッとなるけど)、願いがかなっていることになる。

起こるすべて、見るもの聞くもののすべてがありがたい。冴えた月、街路樹の紅葉を見ても、この世は美しいもので満ちていることに感謝したくなる。

我ながら、いろいろ突き抜けたのかなぁ、とも思う。精神的なストレスが少ない一方、身体への負荷に気づかないふりをしていたから、具体的な問題として表面化したからこそ、見えてきたことがあるなぁと。

病は、悪いだけのものじゃない。どういう視点でどこからどう見つめるか、によって事実は変わる。だったら、楽しい方がいい。すべてポジティブに置き換えてやろうじゃないの、と燃えてくる。

この世は意識でできているらしいよ、と言う友人に賛同した。ならば、大丈夫だと思っているわたしは大丈夫。まだまだしたいことがある、という欲望がいっそうクリアになっていく。