場という、きっかけ。

ちょっと、おもしろいことになっている。今までほとんどなじみのなかったエリアへ、引っ越すことになるかもしれない。地の利はそんなによくないし(悪くもない)、現在のように、静かな静かな環境でもない。ビルの最上階、屋根裏部屋のようなところに仕事場とベッドを置いて、キッチンやダイニングルームはセミオープン。ごく身内の関係者が使用するようになる…かもしれない。

建物の下層階を、アイデアやコミュニティが次々に生まれるきっかけとしての場に…という構想をあたためていた。近所の人たちが集まって、無料または格安で利用できる代わりに掃除や物品の調達などはワザやモノを持ち寄ることで自主的におこない、自分たちの居場所を常に心地よく整える。地域の課題をリアルに解決していく研究所や塾のようなものが誕生したり、近所のおばあちゃんが朝からおにぎりや味噌汁をこしらえて、朝食をとるひまのない若者を支援する「おにぎりモーニング」文化みたいなことが生まれたら、すばらしいなぁと。

神社のそばに住むのが、ひとつの夢だった。公園の近くに住むという夢をかなえた今、次の夢に向かうのは自然な流れだ。静寂こそ、我が栄養。上質な孤独に身を任せることがこれまでは不可欠だったけど。引っ越せば、環境や状況がそうさせてはくれないだろうに、それでも拠点を移してもいいかと思わせるものがある。