こどく文庫。

6月前半、神戸・三宮の東遊園地で開催中の「Urban Picnic」に参加している。公園をみんなのリビングにしていく(都市と自然を同時に楽しみ、市民の交流の拠点にするという)社会実験プロジェクトで、その取り組みのひとつが「アウトドアライブラリー」。市民が本棚のオーナーとなり、テーマに沿った本棚をつくるというもので、わたしもかたすみに…。

本棚のテーマは「孤独には、力がある」。寄贈書3冊のうち、『孤独の愉しみ方―森の生活者ソローの叡智』のカバーに記してあるコピーからいただいた。本棚オーナーが集まるワークショップで、女の子からの提案を、そのまま受け入れた。

孤独は、生きる力、創造の源であるとわたしは思う。ひとりですごす、思いにふける時間が失われたら、わたしはわたしでなくなる気がする。好きな人たちとワイワイするのも楽しいけれど、静まりかえった夜更けや夜明けに、体ごと透明になる、世界と一体になるようなあの感じをもっと味わえたらいいのになと願う。

わたしが選んだのは、他に『雪のひとひら』『今日という日は贈りもの』と、結果的に海外ものばかり。テーマにぴったりの本を家中探し回ったり、調べたり、人に聞いてまわる中、このテーマは興味深いなぁとあらためて思った。会期終了後も、孤独を見つめる「こどく文庫」を個人的に育てていくつもり。