採点。

大学で授業を受け持つということは、点数をつけなければならないということらしい。自身が人としてまだまだなのに、人様を評価するなんて…おこがましいにもほどがある。と、いくら主張したところで、逃れようもないけれど。

企画と言葉の授業なので、試験はしなかった。当然、教科によるのだろうけど、目の前の課題をどうにかしたり、これからを生き抜く力は、いやいやおこなう試験勉強で得られる単位を積み重ねても、すくすくと、育むことはできないよねって思うから。

話がそれた。採点である。

ほぼ毎回のワークシートで出欠を確認し、それぞれの進行状況を確認しながら、大学のオープンキャンパスで成果物を展示して…7月23日に無事、前期の最終回を終えた。そして今日、ようやく採点を完了。腰をすえて取りかからなければと覚悟を決めてはいたけれど、やはり丸一日かかったことになる。長かったなぁ。

2回生〜4回生の履修登録者48名+大学院生1名のうち、2名が途中で来なくなった。合計46名分の、これまでのワークシートと最終的な成果物…自分の「好き」をもとにそれぞれで立案した旅の企画を広げ、自分の頭で考えて、思考を言葉化して伝える意識が身についたかなどを見ていった。

はじめのうちは、慣れていないせいか、考えたことを言葉にできなくてもんもんとしていたり、あきらめたり、自分はコミュニケーション障害だからとネガティブな言い訳ばかりしていたような学生たちが、レベルはもちろんさまざまだけど、考えて、書いて、伝えて…何度も経験していくうちに自分の言葉で書けるようになり、慣れていく経緯は感動的だった。

A+とかAとかBとか、優良可という成績で、みんなの未来が測れるはずもないけれど。がんばった証として、もうちょっとがんばれるよねという鼓舞として、受け取ってもらえたらいいなと思う。