光速。

いつのまにか、金木犀の香りが消えていた。いつも言っている気がするけれど、この10月は特に、あっという間だった。いろんな打ち合わせをして、取材に出かけて、原稿を書いて、小豆島に行くことになって…毎日、楽しくてどうしよう、という感じ。1日が終わるころにはくたくたで、パタリだ。スイッチの切れ方が極端なので(このまま起きてたら、転んでケガする…というような)、徹夜ができない体になった。追い込みがまったくできないため、これには少し、困っている。

去年のことはもう、持ち出さなくていいじゃないか、という人もいる。そっか、そうだよなぁと思う。反面、あの恐ろしく心細い日々があったからこそ、ことしの秋は楽しいし、おいしい。この世のすべてにありがとうと言える心情って、こんなことなんだろうなと想像している。

声をかけてもらえる、お役に立てる…そのために生きている、そんな気がする。

年末に向けて、環境が変わるし、目が回るような日々はさらに加速することだろう。よく眠って、しっかり食べて、笑って歩いていこうと思うよ。