はじめに。

本サイトは、「二階堂薫の世界観」を感じていただくためのものである。友人のwebデザイナーN氏から「フリーランスとして生きていく以上、サイトは必須ですよ」と説かれてなるほどと思い、じゃあよろしくお願いしますとつくってもらった。わたしの視点や思考の森を表現していくつもりなので、わたしに関する「情報」はほとんど得られないに違いない。わざわざ訪問してくださったのに肩すかしをくらう可能性が高いことを、まずはお詫びいたします。ごめんなさい。

コピーライターやデザイナーなど、何かを生み出す人について「知りたい」と強く思う時。これまでの実績や具体的な制作事例は参考になるし、わたしも必ずといっていいほどチェックする。なのに自分は、そういうものを載せないのだ。さすがに不親切だろうなと思うし、なんのためのサイトなんだ!とあきれられても弁解できない。それでも、なのである。

わたしは、コピー(伝えるための言葉)というのはクライアントが伝えたいナニカを整理して代弁したものであり、参加させていただいたプロジェクトについても「作品」だとは思ったことがない。人様がそう考えるのはかまわないし、非常に自然なことだと思う。けれど、自分のこととして考えると、どうしても無理。コピーはデザインというメッセージの一部として存在し、言葉に責任を持ちながらも最終的には人にゆだねる。ならば、その「作品」はクライアントや読み手のみなさん、関わったみんなのものなんじゃないか…なんて考えすぎかな。

そんなわけで、得たい情報が得られないばかりか、もやの向こう側へと誘う摩訶不思議な空間が誕生しました。ふわっとした意図をくみとって的確にデザインしてくださったN氏に、心からの感謝を。