年の功。

おかげさまで、年齢不詳であるらしい。態度が大きかった20代前半は30代だとまちがわれ、ここ数年は「学生さん?」と真顔で聞かれる。自ら詐称したわけではないにせよ、わたしの時間軸は一体どうなっているのか。さすがに学生のようではいかんと思いつつ、「永遠の35歳です」と宣言してもスリッパが飛んできたことはない。それはちょっと…と言われた経験がないのは、まわりのみんなのやさしさなのかな。だとしたら、盛大に感謝して、甘えないようにしなくては。

これからも、永遠の35歳をめざしていくけれど。

書きたかったことから、話がそれた。自分では、あまり迷わない方だと思っていた。なのにこのところ、揺れていた。年齢や世代、生きてきた時代に関係することで。自分の力ではどうしようもなく、それでもなんとかなったらいいなと願ってしまう領域で。

さらに昨夜から、あることに心が動かない場合、年をとったせいなのか、世代が異なるせいか、見てきた時代が違うのか…心惹かれないことの理由を言葉にできなくて、もんもんとしていた。

年齢じゃなく、経験値。そう言ってくれた人がいて、気が楽になって納得できた。ハードルも上がったけれど、過去を恥じることはない。今この瞬間のための、これまでだから。未来が過去をつくっていくから。

年々、前途は未知の世界だ。アンテナがさびていないか、頭がかたくなっていないか、確かめながら進んでいる。亀の甲より年の功だね。