野望。

できれば言葉やデザインのチカラで、世界を平和に、美しくしたいとつねづね願っている。書くという手段、コピーライターという役割をそのために授かっているのかもしれない、とさえ思う。

果てしない野望であることは、承知している。具体的にどうすれば達成できるのかわからないし、生きている間に果たせるかどうかも未知数だ。それでも、めざすナニカは大きい方がいいと思うし、その方がきっと刺激的な人生になる。だれにでもできることなら、わたしがチャレンジする意味はないのだ。したい人がする方が、まわりの人たちももれなく楽しいに決まっているもの。

言うまでもないことだけど、自分を特別な存在だなんて思っていない。わたしでなくていいならしないし、わたしでなければならないことなら命をけずる、ただそれだけのことである。それは、壮大な夢に対しても、日々の仕事の場面でも変わらない。食べていくために引き受けたり、逃れられないしがらみから生じる案件は、そのほとんどがわたしでなくてもよかったり。それでも、若いころよりはずいぶん楽になったし、選ぶ自由もあるけれど…やっぱり、したいことをしたいなぁ。

話がそれた。

大切なことなので、何度でも書いておく。わたしは、言葉やデザインのチカラで世界を平和に、美しくしたいと願っている。

そのために今日があり、知識や経験を積み重ねていく道のりが楽しかったり、厳しかったりするのだろうなと。簡単にたどり着けない領域だからこそ、挑戦する甲斐がある。とにかく前へ、進み続けるのが二階堂薫という生き物のサガ…なのだとしたら、はかない望みであろうとも優雅でありたいものである。