町内会。

この夏、町内会の集会というものに生まれて初めて参加した。正確にいうと、あるプロジェクトの在り方を町内会になぞらえたもの。わたしが実際に住んでいるまちの集まりではなく、想いや目的が似通った20〜50代が集結したのだ。

初回は大阪・扇町、第2回目は大阪のなんば・日本橋かいわいと、これまでは別の場所で開催された。特に後者の空間がすばらしく…なにごとも「人」ありきだと思っていたけど、心地いい「場」があることの強みをあらためて痛感した。

また、本物の町内会を経験したことはないけれど、世代や性別、職業、背負っているものを問わずに集い、活発に意見を述べ合って、会議が終わったら飲食を楽しむ…ああいう空間、ひととき、つながりが町内会を構成する要素であり、現代にこそ必要な装置なのかなと。わたしの勘違いでなければ、あの場に集った全員がそんな風に考えたのではないかしら。

昔から、ご近所や同郷という地縁や血縁、同級生だから、同僚だから…と事務的に分類できる共通項「だけ」を理由に親しくしたり、力を合わせる…というのがよくわからなかった。世の中にはそんなこともあるのだと頭では理解できるものの、心が少しも躍らないのだ。考え方やものの見方は違っていても、めざす方向性がしぼられていることが、わたしには重要なのだと悟った夜だった。