妖精。

「初対面の印象は…妖精でした。ふわっと登場して、すーっと動く風の妖精」と言われて素直によろこんでしまった。その後に続いた「今は、土の妖精ですね。ボコボコッと土の中から現れて、シャシャシャッと動きまわるイメージの」という描写は、妖精というより妖怪だった。

別の人物はその状態を「ツチノコみたい」だと表現した。さらに別の人物は「きびしい修行をされてきた方だ、と思うので仙人とか悪魔だとわたしは思う」と話してくれた。ぜんぶいいな、ありがたいなとひとりでニヤニヤしてしまう。

自分では、水でありたい、といつも思う。前にも書いた気がするけれど、器や条件、心持ちによって姿カタチや温度、表情が変化して、心をうるおし、命をつなぐ水。ビジュアルイメージは森の奥の泉や湖なのだけど、特定の場所にとどまることなく、未来永劫めぐりめぐる、かろやかで自由な存在である。

そんなこんなで、風の妖精だと思われていたのはうれしかった。土の妖精のように神出鬼没でありながら地に足が着いている感じもいいし、飄々と世界を見つめる仙人のようでありたいとも願う。けれど唯一、あなたは悪魔だと言われるたびに「もっと言って…」とうっとりしてしまうのは…さすがにやばい領域なのかな。我ながら、人なのに人ではない生物として、どこまでいけるか見てみたい。