善悪。

何か問題(だとみなされること)が起きると、犯人さがしがおこなわれる。どちらか一方、だれか1人だけが悪いなんてことはおそらくなくて、いろんな事象が複雑に重なり合っていて当然なのに、特定の組織や個人が攻撃される構図の多さに、思わず気分が悪くなる。

ものごとを解決するために、そうなった理由をつきとめることはもちろん重要だ。うまくいかなかったのはなぜか、すべてが本当にダメだったのか、一部が機能しなかったせいなのか、今後どうするべきか、思いつく限りの方向性で議論をつくした方がいい。そうすることで、トライ&エラーのエラーが単なる失敗ではなく、実は成功の一部だったんだ!と腑に落ちる日が訪れる…といいなと願っている。

直接の被害はもちろん、今後広がるかもしれない被害を最小限にくい止めるべく最善をつくす必要もある。迅速かつ繊細で的確な判断や勇気ある行動、タフな精神力が求められる場面は、危機的状況であればあるほど濃密さを増していく。

真実は当事者の中にあり、他者による解釈や判断は「どの位置・角度から何をどう見るか」でいとも簡単に変化する。正義とは何なのか。善悪の定義が、いまだによくわからないけれど。迷惑をかけたり、傷つけたり、うそをついたり、そういうのはやめて…原因の究明も問題解決も、すべては未来のためにあってほしい。