理想。

先日、「あなた、ジョニー・デップが好きそうね」と初対面の女性に見抜かれた。まさかのピンポイント攻撃にオロオロした。

15年くらい前、『スリーピー・ホロウ』の変わり者の捜査官役にしびれた。『パイレーツ・オブ・カリビアン』のジャック・スパロウは最高である。さらに語らせていただくと、狂気をふくんだゲイリー・オールドマンは、ジョニー・デップの上をいく。『レオン』の汚職麻薬捜査官役、『フィフス・エレメント』の悪の武器商人、『ハリー・ポッター』シリーズのシリウス(ハリーの父親の親友、ハリーの後見人。殺人の濡れ衣を着せられて、魔法界の刑務所に投獄された)など…ほとんど映画を見ない方なのに、好みのタイプにはめぐり会う運命らしい。

アニメなら、先日も書いた『黒執事』のセバスチャン・ミカエリスの他に『千と千尋の神隠し』のハク、『紅の豚』のポルコにはまった過去を持つ。共通点は、たぶん影。そして、覚悟と能力。それぞれの「その道」に、だれよりも飛び抜けている事実にきゅんとなる。落ち着いた声と色気は、標準装備で。

「ただの男前好きですね」と笑われた。反論の余地もないけれど、実際は理想と異なることが多い。好きなものが好きなのだ。おばかさんだと言われようとも。