相談室。

こんな時、どうするべきか。いったい、自分は何者なのか。こういう人を紹介してほしいなど…相談にのってほしい、手伝ってほしい、と乞われることが増えている。

仕事のことや人間関係についてなど、表向きの課題はさまざま。突き詰めていくと「なぜ生きるのか」「どう生きるべきか」「自分は何者か」などに集約できるけれど、細部はやはりそれぞれ。どこかで聞いたような話であっても、同じストーリーはひとつとして存在しない。

このごろはさらに自分が何者なのかわからなくなっており、そんなことでよいのかと自問自答を続けている。自分のことすらちゃんとできていないのに、求められるままに応じているのは、そうせずにはいられないから。言葉にできる理由が見あたらず、意図としてはかなり弱いなと我ながら思う。

話を聞いているうちに相手の思考がまとまって、解決することもけっこう多い。すでに答えを持っているはずなのに、見失っていたり、見えないふりをしていることもある。それらは遠回りなのかもしれないけれど、本人にとってはかかせない道筋だ。向き合うのを後回しにするか、いま取り組むか、タイミングしだいだということもけっこう多い。思考をたどる旅は、言葉の旅だ。必要な時に手助けをする、ただそれだけのことである。