ウィズコロナ。

5月21日、兵庫県の緊急事態宣言が解除された。この日記を書いている6月2日現在、人出も交通量も増えたなぁという実感がある。なんというか、まちを歩く人たちがなんだか嬉しそう…に見えるのは気のせいだろうか。新緑がその濃さを増し、目を開けていられない瞬間があるほど陽光がまぶしい季節だから、世界が明るく見えるのかもしれない。

「アフターコロナ」「ポストコロナ」「ウィズコロナ」というような言葉を、あちこちで見かける。新型コロナウイルス感染拡大前の世界にはもどれないし、重大な何かが起ころうと起こるまいと世界は日々更新されていると感じているから、わたしはわたしとして、いつも変わらず、起こったできごとに反応し続けるのみである。

大学のオンライン授業は、4回目を終えた。準備も本番も、その後も、できる限りのことをしたくて常にぎりぎりまで改善し続けずにはいられない。合間の情報収集や実験、オンライン授業で活用できるツールの使い方を学ぶ講座への参加などを含めると、結果的に、かなりのエネルギーを注いでいる。そうして迎えた授業の後は毎回、丸1日くらい呆けている。そうせずにはいられない自分を面白いなぁと感じる一方で、能力も許容量も無限ではないことを自覚。他にも仕事がある。さて、どうするか。どんな道を選択し、また全力で突き進むのか、自分で自分が楽しみである。おかしな表現だけれど。

農産物をはじめ食べ物をいただくことが増え、できる限りテイクアウトメニューを買ってみるなどしていたため、体がかなりふっくらした。おいしいものはおいしい時に食べなくちゃ、今できる限りのことをしたいと思うあまり、本来は1日2食で十分なのに、食べすぎていたのだ。はた目にも分かるほどふくらんだようなので、これより、しぼることにする。

友と会い、食卓を囲む。ただそれだけで楽しく、笑いころげていた。もしかして、あの感じが幸せってことなのかしら。

毎日、一瞬で過ぎていく。さっき起きたのにもう寝るの?さっき寝たはずなのに、またもう寝るの?という速さ。

「ノブレス・オブリージュ」という言葉を知った。貴族の義務。